namespace std {
int feclearexcept(int excepts);
}
概要
パラメータexcepts
で指定された浮動小数点例外をクリアする。
戻り値
excepts
が0
であった場合、この関数は0
を返す- 指定された全ての浮動小数点例外を正しくクリアできた場合、この関数は
0
を返す - それ以外の場合、この関数は
0
以外を返す
例
#include <cassert>
#include <cfenv>
int main()
{
// 以下の式でFE_DIVBYZERO浮動小数点例外が発生したと想定する
float result = 1.0f / 0.0f;
// FE_ALL_EXCEPTを指定することによって、
// 発生した全ての浮動小数点例外をクリアする。
//
// 個別にクリアする場合は、feclearexcept(FE_DIVBYZERO)のように指定する。
// 複数同時にクリアする場合は、feclearexcept(FE_DIVBYZERO | FE_INVALID)のように
// ORでつなげて指定する。
int clear_result = std::feclearexcept(FE_ALL_EXCEPT);
assert(clear_result == 0);
assert(std::fetestexcept(FE_DIVBYZERO) == 0);
}
出力
バージョン
言語
- C++11
処理系
- Clang: 3.0 ✅
- GCC: 4.3.0 ✅
- ICC: ??
- Visual C++: 2013 ✅, 2015 ✅
- コンパイルオプション
/fp:strict
または#pragma fenv_access (on)
が必要。さもなくば、正しく動作しないおそれがある。
- コンパイルオプション