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function template
<complex>

std::imag

namespace std {
  template <class T>
  T imag(const complex<T>& x);              // C++11 まで

  template <class T>
  constexpr T imag(const complex<T>& x);    // C++14 から

  Promoted imag(Arithmetic x);              // 追加のオーバーロード:C++11

  constexpr Promoted imag(Arithmetic x);    // 追加のオーバーロード:C++14 から
}

概要

複素数の虚部を取得する。

なお、C++11 で追加されたオーバーロードは、以下のように規定されている。

  • 実引数の型が long double の場合、complex<long double> にキャストされているかのように振る舞う。
  • そうでなくて、実引数の型が double か整数型の場合、complex<double> にキャストされているかのように振る舞う。
  • そうでなくて、実引数の型が float の場合、complex<float> にキャストされているかのように振る舞う。

また、これらの追加のオーバーロードが関数テンプレートなのか否か、あるいは、引数が参照型なのか否かなどについては、規格では何も言及されていない。

戻り値

引数に指定した複素数 x の虚部(x.imag()

備考

  • 同名のメンバ関数 imag も存在する。
  • C++14 から constexpr 関数になっている。

#include <iostream>
#include <complex>

int main()
{
  std::complex<double> c(1.0, 2.0);

  double result = std::imag(c);
  std::cout << c << ", imag part = " << result << std::endl;
}

出力

(1,2), imag part = 2

バージョン

言語

  • C++98(追加のオーバーロードは C++11 から)

処理系

  • Clang: 3.0, 3.1, 3.2, 3.3, 3.4(追加のオーバーロード含む)
  • GCC: 4.3.6, 4.4.7, 4.5.4, 4.6.4, 4.7.3, 4.8.1, 4.8.2, 4.9.0(追加のオーバーロード以外)
  • GCC, C++11 mode: 4.3.6, 4.4.7, 4.5.4, 4.6.4, 4.7.3, 4.8.1, 4.8.2, 4.9.0(追加のオーバーロード含む)
  • ICC: ??
  • Visual C++: ??

備考

  • libc++(Clang)は C++11 モード以降でなくても追加のオーバーロードを使用可能だが、constexpr になるのは C++14 モードだけである。
    一方、libstdc++(GCC)は C++11 モード以降でないと追加のオーバーロードは使用不可能だが、C++11 モードでも追加のオーバーロード以外は constexpr である。
    なお、libstdc++ では追加のオーバーロードが constexpr になっていないが、これはバグであるものと思われる。

参照

関連項目

名前 説明
real 実部を取得、あるいは、設定する。(メンバ関数)
imag 虚部を取得、あるいは、設定する。(メンバ関数)
real 実部を取得する。
abs 複素数の絶対値を得る。
arg 複素数の偏角を得る。
norm 複素数体のノルムを得る。
conj 共役複素数を得る。
proj リーマン球面への射影を得る。
polar 指定した絶対値と偏角の複素数値を得る。