std::execution::set_stopped(C++26)

namespace std::execution {
  struct set_stopped_t { unspecified };  // タグ型

  inline constexpr set_stopped_t set_stopped{};
}

概要

set_stoppedは、非同期操作のキャンセル完了を表現する停止(stopped)完了関数である。完了関数の呼び出しは完了操作と呼ばれる。

停止完了関数には完了タグset_stopped_tが関連付けられ、完了操作の停止完了シグネチャは戻り値型set_stopped_tと0個の引数を持つ関数型として表現される。

効果

引数rcvrが左辺値またはconst右辺値の場合、式set_stopped(rcvr)は不適格となる。
そうでなければ、rcvr.set_stopped()と等価である。

例外

投げない

カスタマイゼーションポイント

Receiver型の非const右辺値rcvrに対して式rcvr.set_stopped()が呼び出される。このとき、noexcept(rcvr.set_stopped()) == trueであること。

備考

完了関数set_stoppedはSender内部実装から呼び出される想定であり、実行制御ライブラリ利用者が直接利用する必要はない。

例

#include <execution>
namespace ex = std::execution;

struct StoppedReceiver {
  using receiver_concept = ex::receiver_t;

  // 停止完了シグネチャ set_stopped_t()
  void set_stopped() && noexcept {}
};

int main()
{
  StoppedReceiver rcvr;
  ex::set_stopped(std::move(rcvr));
}

std::execution::set_stopped(C++26)

概要

効果

例外

カスタマイゼーションポイント

備考

例

出力

バージョン

言語

処理系

関連項目

参照