<flat_map>
ヘッダは、ソート済みキーによる順序付き連想配列を定義する。
std::map
と違ってノードベースの実装ではなく、メモリ連続性のある平坦 (flat) な配列で扱われる。
<flat_map>
ヘッダでは、キーの重複を許さない std::flat_map
クラステンプレート、およびキーの重複を許す std::flat_multimap
クラステンプレートを提供する。
このヘッダでは、以下の標準ヘッダをインクルードする:
名前 | 説明 | 対応バージョン |
---|---|---|
flat_map |
キーの重複を許さない平坦な順序付き連想コンテナ(class template) | C++23 |
flat_multimap |
キーの重複を許す平坦な順序付き連想コンテナ(class template) | C++23 |
sorted_unique_t |
ソート済みかつ重複要素がないことを示すためのタグ型(class) | C++23 |
sorted_unique |
ソート済みかつ重複要素がないことを示すためのタグ値(variable) | C++23 |
バージョン
言語
- C++23
参照
- P0429R3 A Standard
flat_map
- C++23で
flat_map
が導入された経緯・動機・設計について記載されている
- C++23で
- P0429R9 A Standard
flat_map
- C++23で導入された
flat_map
の仕様
- C++23で導入された