# define FE_OVERFLOW implementation-defined
概要
浮動小数点数の演算でオーバーフローが発生したことを表す浮動小数点例外の種類。
このマクロは、浮動小数点例外の状態を表すビット値である。他の浮動小数点例外マクロとAND (&
) や OR (|
)を使用して、複数のマクロを組み合わせて使用できる。
例
#include <iostream>
#include <limits>
#include <cfenv>
int main()
{
// floatより大きな浮動小数点数からfloatへの変換
float result = std::numeric_limits<double>::max();
if (std::fetestexcept(FE_OVERFLOW)) {
std::cout << "raised overflow" << std::endl;
}
else {
std::cout << "no error" << std::endl;
}
}
出力例
raised overflow
バージョン
言語
- C++11
処理系
- Clang: 3.0 ✅
- GCC: 4.3.0 ✅
- ICC: ??
- Visual C++: 2013 ✅, 2015 ✅
- コンパイルオプション
/fp:strict
または#pragma fenv_access (on)
が必要。さもなくば、正しく動作しないおそれがある。
- コンパイルオプション