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enum
<codecvt>

std::codecvt_mode(C++11)(C++17で非推奨)(C++26で削除)

namespace std {
  enum codecvt_mode {
    consume_header = 4,
    generate_header = 2,
    little_endian = 1
  };
}

概要

文字コード変換の設定をするための列挙型。

列挙値 説明
consume_header 読み込み時に先頭のバイトオーダーマーク(BOM)を消費する
generate_header 先頭にバイトオーダーマーク(BOM)を出力する
little_endian リトルエンディアンで出力する(デフォルト動作はビッグエンディアン)

この型は、以下のクラステンプレートにおいて、テンプレート仮引数として使用されている。

非推奨・削除の詳細

Unicodeの文字コード変換を行うこれらのクラスは、不正なコードポイントに対する安全なエラー処理の方法を提供していなかったため、セキュリティ上の欠陥があった。

仕様もあいまいであったため、不正なコードポイントに対してどのように振る舞うかも不明であった。

Unicode以外のShift_JISやBig5といった文字コードの利用が急激に減少している。標準ライブラリでの現代的なUnicodeの変換機能は非常に必要とされているが、<codecvt>の設計はお粗末なものだった。将来より良いものを作るために、これらの機能は非推奨・削除とする。

標準ライブラリにUnicodeの文字コード変換をする代替機能はないため、他の専門特化した文字コード変換のライブラリを使用すること。

バージョン

言語

  • C++11

処理系

参照