std::atof

namespace std {
  double atof( const char* str );
}

概要

strをfloatに変換する。

変換方法

空白文字から始まる場合、最初の非空白文字から変換する。
0x または 0X の場合、空白でない16進数として処理する。
eまたはEは、それより前を基数、その後ろを指数として処理する。
+　、-は変換後の符号に適用される。
INFまたはINFINITY(大小文字区別せず)はinfを返す。
NAN(大小文字区別せず)はそれ以前の数値を返す。もし以前の数値がないなら、nanを返す。

戻り値

変換可能ならば変換後の数値。

変換後の数値がfloatの範囲外なら、その動作は未定義である。

変換不能なら0.0を返す。

例

#include <cstdlib>
#include <iostream>

int main()
{
  std::cout << std::atof("0.0000000123") << '\n'
            << std::atof("0.012") << '\n'
            << std::atof("15e16") << '\n'
            << std::atof("-0x1afp-2") << '\n'
            << std::atof("inF") << '\n'
            << std::atof("12Nan23") << '\n'
            << std::atof("NAN") << '\n'
            << std::atof("invalid") << '\n';
}

出力例

1.23e-08
0.012
1.5e+17
-107.75
inf
12
nan
0