4. malloc

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function
<cstdlib>

std::malloc

namespace std {
  void *malloc( size_t size );
}

概要

初期化されていないsize_t個のsize型配列のメモリを確保する。

確保可能なら、配列の初めのポインタを返す。

確保不可能なら、nullを返す。

確保するサイズが 0 の時にmallocが返す値は、定義されていない。

具体的には、nullポインタが返される場合もある。

また、null以外のポインタが返された場合もあり、この場合はメモリリークを避けるため参照を解除せずにfree関数に渡すべきである。

この関数でできた、オブジェクトの寿命は、メモリ割り当て時から、 freeなどで解放されるまでである。

備考

この関数はスレッドセーフである。

メモリリークを避けるため、この関数で確保したメモリは、freeなどを使い、メモリ解放するべきである。

例

cppref より引用。

#include <cstdio>
#include <cstdlib>

int main()
{
  int *p1 = std::malloc(4 * sizeof(int)); // 4個のint型配列のメモリ領域を確保
  int *p2 = std::malloc(sizeof(int[4]));  // 上と同じ。
  int *p3 = std::malloc(4 * sizeof *p3);  // 上と同じ。

  if (p1) {
    for (int n = 0; n < 4; ++n)
      p1[n] = n * n;
    for (int n = 0; n < 4; ++n)
      std::printf("p1[%d] == %d\n", n, p1[n]);
  }

  std::free(p1); // メモリを解放
  std::free(p2);
  std::free(p3);
}

出力例

p1[0] == 0
p1[1] == 1
p1[2] == 4
p1[3] == 9

関連項目

  • free: 確保したメモリを解放する。

参照