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function
<cstring>

std::memset_explicit(C++26)

namespace std {
  void* memset_explicit(void* s, int c, size_t n);
}

概要

メモリデータを指定した値で埋める。最適化によって除去されないことが保証される。

C23で<string.h>に追加された関数であり、C++26で<cstring>に取り込まれた。

この関数はフリースタンディング環境でも提供される。

効果

sが指すオブジェクトの先頭nバイトのそれぞれに、値c (unsigned charに変換される) を書き込む。

この関数は、オブジェクトに格納された機密情報をアクセス不能にすることを目的とする。

戻り値

sを返す。

備考

  • 通常のmemsetは、書き込み後にそのメモリが読み取られない場合、コンパイラの最適化によって書き込み自体が除去されることがある。この関数はそのような最適化による除去がされないことが保証されるため、パスワードや鍵などの機密情報をメモリ上から消去する用途に使用できる

#include <cstring>

int main()
{
  char password[16];
  // ... passwordを使用 ...

  // 使用後、メモリ上から確実に消去する
  std::memset_explicit(password, 0, sizeof(password));
}

出力

バージョン

言語

  • C++26

処理系

関連項目

  • memset: メモリデータを指定した値で埋める

参照