allocator_type get_allocator() const; // C++03
allocator_type get_allocator() const noexcept; // C++11
概要
deque オブジェクトの構築に使われるアロケータオブジェクトを取得する
戻り値
アロケータオブジェクト。
メンバ型 allocator_type
は、この deque
クラスのインスタンス化に使われるテンプレートパラメータの 2 番目の型(アロケータの型)と同じであるよう定義される。
例外
投げない
計算量
定数時間
備考
noexcept修飾はC++11で追加された。
例
#include <iostream>
#include <deque>
int main ()
{
std::deque<int> c;
int* p = c.get_allocator().allocate(2);
p[0] = 42;
p[1] = 84;
std::cout << p[0] << " " << p[1] << std::endl;
c.get_allocator().deallocate(p, 2);
}
出力
42 84
バージョン
言語
- C++03
- C++11
処理系
- Clang: ?
- GCC: ?
- ICC: ?
- Visual C++: 2002 ✅, 2003 ✅, 2005 ✅, 2008 ✅, 2010 ✅, 2012 ✅, 2013 ✅, 2015 ✅, 2017 ✅
- 2012, 2013は、
noexcept
が実装されていないため、throw()
が修飾されている。 - 2015からは、
noexcept
が修飾されている。
- 2012, 2013は、