recursive_directory_iterator& operator++();
recursive_directory_iterator operator++(int);
概要
イテレータを進める。
効果
コンストラクタで指定されたstd::filesystem::directory_options
の値に基づいて、次のファイルを指すようイテレータを進める。
例外が発生した場合は、終端を指す状態になる。
戻り値
- (1) : 進めたあとのイテレータ自身への参照を返す
- (2) : 進める前のイテレータのコピーを返す
例外
ファイルシステムがエラーを報告する場合がある。エラーが発生した場合は、std::filesystem::filesystem_error
例外を送出する
例
#include <iostream>
#include <filesystem>
#include <fstream>
namespace fs = std::filesystem;
int main()
{
fs::create_directory("dir");
std::ofstream{"dir/a.txt"};
std::ofstream{"dir/b.txt"};
fs::recursive_directory_iterator it{"dir"};
std::cout << "before : " << it->path() << std::endl;
++it;
std::cout << "after : " << it->path() << std::endl;
}
出力
before : "dir/b.txt"
after : "dir/a.txt"
バージョン
言語
- C++17
処理系
- Clang: 7.0 ✅
- GCC: 8.1 ✅
- Visual C++: