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function
<filesystem>

std::filesystem::recursive_directory_iterator::operator++(C++17)

recursive_directory_iterator& operator++();
recursive_directory_iterator operator++(int);

概要

イテレータを進める。

効果

コンストラクタで指定されたstd::filesystem::directory_optionsの値に基づいて、次のファイルを指すようイテレータを進める。

例外が発生した場合は、終端を指す状態になる。

戻り値

  • (1) : 進めたあとのイテレータ自身への参照を返す
  • (2) : 進める前のイテレータのコピーを返す

例外

ファイルシステムがエラーを報告する場合がある。エラーが発生した場合は、std::filesystem::filesystem_error例外を送出する

#include <iostream>
#include <filesystem>
#include <fstream>

namespace fs = std::filesystem;

int main()
{
  fs::create_directory("dir");
  std::ofstream{"dir/a.txt"};
  std::ofstream{"dir/b.txt"};

  fs::recursive_directory_iterator it{"dir"};

  std::cout << "before : " << it->path() << std::endl;
  ++it;
  std::cout << "after  : " << it->path() << std::endl;
}

出力

before : "dir/b.txt"
after  : "dir/a.txt"

バージョン

言語

  • C++17

処理系