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function
<format>

std::basic_format_parse_context::advance_to(C++20)

constexpr void advance_to(const_iterator it);

概要

指定したイテレータを先頭イテレータとして設定する。

この関数は、書式文字列の全体を解析する処理において、formatter::parse()の戻り値から、次の解析を始めるために使用する。

while () {
  auto it = f.parse(parse_ctx);

  /* 次の書式指定までitを進める… */

  next_parse_ctx.advance_to(it);
}

事前条件

  • itend()に到達可能であること

効果

メンバ変数として保持している、書式文字列の先頭を指すイテレータbegin_があるとして、以下と等価:

begin_ = it;

バージョン

言語

  • C++20

処理系

参照