constexpr void
formatter<char-or-string>::set_debug_format(); // (1)
概要
デバッグ出力を有効にする。
このメンバ関数は、std::format()
関数の文字・文字列に対する書式として「? (デバッグ出力)」の指定をすることで自動的に呼び出される。デフォルトは無効である。
この機能が有効になることで、文字・文字列が引用符で囲まれ、エスケープシーケンスがエスケープされて出力される (例:"\n"
は"\"\n\""
となる)。
タプルおよびRangeの要素としての文字・文字列に対しては、デフォルトで有効であることに注意。
効果
デバッグ出力を有効にする。
バージョン
言語
- C++23
処理系
- Clang: ??
- GCC: ??
- Visual C++: ??
参照
- P2286R8 Formatting Ranges
- P2585R1 Improve default container formatting
- C++23から、Range・コンテナ、
pair
、tuple
のフォーマット出力、および文字・文字列のデバッグ指定 ("?"
) が追加された
- C++23から、Range・コンテナ、