hasher hash_function() const;
概要
コンテナのハッシュ関数オブジェクトを返す
戻り値
コンテナのハッシュ関数オブジェクト。
このメンバ関数で返されるハッシュ関数オブジェクトは、コンストラクタ、あるいは、直近の代入(コピー、あるいはムーブ)、交換でコンテナに保存されたオブジェクトのコピーである。
計算量
定数
備考
戻り値の型である、ハッシュ関数オブジェクトの型 hasher
は、unordered_multiset
のメンバ型で、二番目のテンプレートパラメータ Hash
を別名定義したものである。
ハッシュ関数オブジェクトは、名前の通りハッシュ値を算出するためのオブジェクトで、キー値が与えられると std::size_t
の値を返すメンバ関数 std::size_t operator()(key_type)
を持つ必要がある。
また、key_equal
が true
を返すキー値に対しては、それらのキー値それぞれに対してハッシュ関数オブジェクト hasher
が返す値も等しくなければならない。
なお、key_equal
が false
を返すキー値に対しては、それらのキー値それぞれに対してハッシュ関数オブジェクト hasher
が返す値は必ずしも異なる必要はないが、可能な限り異なる値を返すべきである。
テンプレートパラメータを省略した場合、hasher
はデフォルト値 std::hash<key_type>
となる。
例
#include <iostream>
#include <unordered_set>
int main()
{
std::unordered_multiset<int> ums{ 1, 2, 3, 4, 5, 6, 1, 2, 3, 4, 5, 6, };
decltype(um)::hasher hash{ ums.hash_function() };
std::cout << "hash(1) = " << hash(1) << std::endl;
std::cout << "hash(2) = " << hash(2) << std::endl;
}
出力
hash(1) = 1
hash(2) = 2
バージョン
言語
- C++11
処理系
- Clang: 3.1 ✅
- GCC: 4.7.0 ✅
- ICC: ?
- Visual C++: ?
関連項目
名前 | 説明 |
---|---|
hash |
デフォルトのハッシュ関数オブジェクト(class template) |
key_eq |
キー比較用関数オブジェクトの取得 |