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function
<array>

std::array::cbegin(C++11)

const_iterator cbegin() const noexcept;           // C++11
constexpr const_iterator cbegin() const noexcept; // C++17

概要

先頭の要素を指す読み取り専用イテレータを取得する。

begin()は非constarrayオブジェクトに対してiteratorを返し、constarrayオブジェクトに対してはconst_iteratorを返すが、cbegin()const_iteratorを返すバージョンのみが提供されている。 アルゴリズムにイテレータの組を渡す際、アルゴリズム内でデータの書き換えが起こらないというユーザーの意図を示す場合などに有用である。

戻り値

先頭の要素を指す読み取り専用イテレータ

例外

投げない

計算量

定数時間

#include <iostream>
#include <array>
#include <algorithm>

int main()
{
  std::array<int, 3> ar = {1, 2, 3};

  // このアルゴリズム内ではarの書き換えを決して行わない
  std::for_each(ar.cbegin(), ar.cend(), [](const int& x) {
    std::cout << x << std::endl;
  });
}

出力

1
2
3

バージョン

言語

  • C++11

処理系

参照