class
std::chrono::leap_second(C++20)
namespace std::chrono {
class leap_second;
}
概要
leap_second
は、うるう秒が挿入された日を、UTCタイムゾーンの秒単位で表す型である。
get_tzdb()
で取得したtzdb
クラスのオブジェクトに、これまでに挿入されたうるう秒のリストleap_seconds
がメンバ変数として含まれている。
メンバ関数
構築/コピー/破棄
名前 |
説明 |
対応バージョン |
leap_second(const leap_second&) = default; その他未規定の追加コンストラクタがある |
コンストラクタ |
C++20 |
leap_second& operator=(const leap_second&) = default; |
代入演算子 |
C++20 |
観測
名前 |
説明 |
対応バージョン |
date |
うるう秒が挿入された日時を秒単位のシステム時間として取得する |
C++20 |
value |
挿入されたうるう秒の値を取得する (正か負) |
C++20 |
非メンバ関数
比較演算
名前 |
説明 |
対応バージョン |
operator== |
等値比較を行う |
C++20 |
bool operator!=(const leap_second&, const leap_second&) noexcept; template <class Duration> bool operator!=(const leap&, const sys_time<Duration>); |
非等値比較を行う (== により使用可能) |
C++20 |
operator<=> |
三方比較を行う |
C++20 |
operator< |
左辺が右辺より小さいかを判定する |
C++20 |
operator<= |
左辺が右辺以下を判定する |
C++20 |
operator> |
左辺が右辺より大きいかを判定する |
C++20 |
operator>= |
左辺が右辺以上を判定する |
C++20 |
ハッシュサポート
名前 |
説明 |
対応バージョン |
template <class T> struct hash; |
hash クラスの先行宣言 |
C++26 |
template<> struct hash<chrono::leap_second>; |
hash クラスのleap_second に対する特殊化 |
C++26 |
例
出力
1972-07-01 00:00:00: 1s
1973-01-01 00:00:00: 1s
1974-01-01 00:00:00: 1s
1975-01-01 00:00:00: 1s
1976-01-01 00:00:00: 1s
1977-01-01 00:00:00: 1s
1978-01-01 00:00:00: 1s
1979-01-01 00:00:00: 1s
1980-01-01 00:00:00: 1s
1981-07-01 00:00:00: 1s
1982-07-01 00:00:00: 1s
1983-07-01 00:00:00: 1s
1985-07-01 00:00:00: 1s
1988-01-01 00:00:00: 1s
1990-01-01 00:00:00: 1s
1991-01-01 00:00:00: 1s
1992-07-01 00:00:00: 1s
1993-07-01 00:00:00: 1s
1994-07-01 00:00:00: 1s
1996-01-01 00:00:00: 1s
1997-07-01 00:00:00: 1s
1999-01-01 00:00:00: 1s
2006-01-01 00:00:00: 1s
2009-01-01 00:00:00: 1s
2012-07-01 00:00:00: 1s
2015-07-01 00:00:00: 1s
2017-01-01 00:00:00: 1s
バージョン
言語
処理系
参照