namespace std::chrono {
template <class charT, class traits>
std::basic_ostream<charT, traits>&
operator<<(std::basic_ostream<charT, traits>& os, const year_month& ym); // (1) C++20
}
概要
year_month
オブジェクトを出力ストリームに出力する。
戻り値
便宜上のリテラルキャストSTATICALLY-WIDEN
を導入する。STATICALLY-WIDEN<charT>("...")
は、charT
がchar
である場合は"..."
、charT
がwchar_t
である場合はL"..."
を意味する。
- (1) : 以下と等価:
return os << format(os.getloc(), STATICALLY-WIDEN<charT>("{:L}/{:L}"), ym.year(), ym.month());
備考
year_month_day
クラスの出力フォーマットは"%Y-%m-%d"
だが、こちらは%Y/%b
であることに注意
例
#include <iostream>
#include <chrono>
using namespace std::chrono_literals;
int main()
{
std::cout << 2020y/3 << std::endl;
}
出力
2020/Mar
バージョン
言語
- C++20
処理系
- Clang: 9.0 ❌
- GCC: 9.2 ❌
- Visual C++: 2019 Update 3 ❌
関連項目
- chronoの
std::format()
(フォーマットの詳細)
参照
- P2372R1 Fixing locale handling in chrono formatters
- この提案文書はC++20の策定後に採択されたが、実装が追いついていない時期の採択だったために、C++20の仕様として扱われる