4. isunordered

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function
<cmath>

std::isunordered(C++11)

namespace std {
  bool isunordered(float x, float y);             // (1) C++11からC++20まで
  bool isunordered(double x, double y);           // (2) C++11からC++20まで
  bool isunordered(long double x, long double y); // (3) C++11からC++20まで

  constexpr bool
    isunordered(floating-point-type x,
              floating-point-type y);           // (4) C++23

  bool
    isunordered(Integral x, Integral y);          // (5) C++11
  constexpr bool
    isunordered(Integral x, Integral y);          // (5) C++23
}

概要

浮動小数点数について、引数が順序付けされていないかを判定する。

NaNに対する順序付けはされないため、xとyのいずれかがNaNである場合、この関数はtrueを返す。

  • (1) : floatに対するオーバーロード
  • (2) : doubleに対するオーバーロード
  • (3) : long doubleに対するオーバーロード
  • (4) : 浮動小数点数型に対するオーバーロード
  • (5) : 整数型に対するオーバーロード (doubleにキャストして計算される)

戻り値

引数が順序付けされていなければtrueを返し、そうでなければfalseを返す。

備考

  • C標準ライブラリでは本関数は関数マクロとして定義されるが、C++標準ライブラリでは関数として定義される
  • C標準ライブラリでは本関数はint型を戻り値とするが、C++標準ライブラリではbool型を戻り値とする
  • C++23では、(1)、(2)、(3)が(4)に統合され、拡張浮動小数点数型を含む浮動小数点数型へのオーバーロードとして定義された

例

#include <iostream>
#include <cmath>
#include <limits>

void test(double x, double y)
{
  std::cout << std::boolalpha;
  std::cout << "isunordered(" << x << ", " << y << ") = " << std::isunordered(x, y) << std::endl;
}

int main()
{
  const double inf = std::numeric_limits<double>::infinity();
  const double nan = std::numeric_limits<double>::quiet_NaN();

  test(1.0, nan);
  test(1.0, 2.0);
  test(1.0, inf);
}

出力例

isunordered(1, nan) = true
isunordered(1, 2) = false
isunordered(1, inf) = false

バージョン

言語

  • C++11

処理系

参照