概要
cin
は、標準入力に対する入力ストリームオブジェクトである。
すなわち、std::basic_streambuf
から派生していて<cstdio>
のstdin
オブジェクトに結びつけられているストリームバッファから入力を受ける。
本オブジェクトは、初期化が完了すると tie()
が &cout
を返すようになる。
その他の状態は、basic_ios::init
の事後条件と同様である。
cin
はcharacter input
を意味する。またwcin
はwide character input
を意味する。[1]
例
#include <iostream>
#include <string>
int main()
{
std::cout << "名前を入力してください: ";
std::string s; // std::cin.tie() == &std::cout であるため、
std::cin >> s; // std::cout を明示的に flush しなくても
// 上記の出力が flush されることが保証されている
std::cout << "あなたの名前は「" << s << "」ですね。" << std::endl;
}
xxxxxxxxxx
#include <iostream>
#include <string>
int main()
{
std::cout << "名前を入力してください: ";
std::string s; // std::cin.tie() == &std::cout であるため、
std::cin >> s; // std::cout を明示的に flush しなくても
// 上記の出力が flush されることが保証されている
std::cout << "あなたの名前は「" << s << "」ですね。" << std::endl;
}
バージョン
言語
- C++98
出典
- ^ Stroustrup: C++ Style and Technique FAQ(2018-08-21 17:01 JST 閲覧)