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function
<map>

std::multimap::rbegin

reverse_iterator rbegin();           // (1) C++03
reverse_iterator rbegin() noexcept;  // (1) C++11

const_reverse_iterator rbegin() const;           // (2) C++03
const_reverse_iterator rbegin() const noexcept;  // (2) C++11

概要

multimap コンテナ内の末尾を指す逆イテレータを取得する。 内部的に、multimap コンテナは各要素をキーの値に従って下位から上位へと並べており、従って rbegin() は最上位のキーにあたる値をへのイテレータ返す。 rbegin()end() と同じ要素を指すわけではなく、その前の要素を指すことに注意。

戻り値

反転したシーケンスの先頭を指す逆イテレータ。 reverse_iteratorconst_reverse_iterator はともにメンバ型である。multimap クラステンプレートにおいて、これらは逆双方向イテレータであり、それぞれ reverse_iterator<iterator>, reverse_iterator<const_iterator> と定義される。

計算量

定数時間。

#include <iostream>
#include <map>

int main()
{
  std::multimap<int, char> m;
  m.insert(std::make_pair(5, 'e'));
  m.insert(std::make_pair(2, 'b'));
  m.insert(std::make_pair(4, 'd'));
  m.insert(std::make_pair(1, 'a'));
  m.insert(std::make_pair(1, 'a'));

  std::multimap<int, char>::reverse_iterator i = m.rbegin();
  for( ; i != m.rend() ; ++i )
    std::cout << i->first << " " << i->second << std::endl;

  return 0;
}

出力

5 e
4 d
2 b
1 a
1 a

処理系

関連項目

名前 説明
multimap::begin 先頭を指すイテレータを取得する
multimap::end 末尾の次を指すイテレータを取得する
multimap::cbegin 先頭を指すconstイテレータを取得する
multimap::cend 末尾を指すconstイテレータを取得する
multimap::rend 先頭の前を指す逆イテレータを取得する
multimap::crbegin 末尾を指す逆constイテレータを取得する
multimap::crend 先頭の前を指す逆constイテレータを取得する