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std::ranges::join_view(C++20)
概要
- (1): 要素がRangeであるRangeの各要素を繋げて1つのRangeとして扱う
view
- (2):
join_view
を生成するRangeアダプタオブジェクト
Rangeコンセプト
borrowed |
sized |
output |
input |
forward |
bidirectional |
random_access |
contiguous |
common |
viewable |
view |
|
|
|
〇 |
(1) |
(2) |
|
|
(3) |
○ |
○ |
外側RangeとはV
のことであり、内側Rangeとはrange_reference_t<V>
のことである。const
の場合V
をconst V
として同様。
効果
- (2): 式
views::join(E)
の効果はjoin_view{E}
と等しい。
メンバ関数
名前 |
説明 |
対応バージョン |
(constructor) |
コンストラクタ |
C++20 |
base |
V の参照を取得する |
C++20 |
begin |
先頭を指すイテレータを取得する |
C++20 |
end |
番兵を取得する |
C++20 |
継承しているメンバ関数
名前 |
説明 |
対応バージョン |
empty |
Rangeが空かどうかを判定する |
C++20 |
operator bool |
Rangeが空でないかどうかを判定する |
C++20 |
front |
先頭要素への参照を取得する |
C++20 |
back |
末尾要素への参照を取得する |
C++20 |
cbegin |
定数イテレータを取得する |
C++23 |
cend |
定数イテレータ(番兵)を取得する |
C++23 |
推論補助
名前 |
説明 |
対応バージョン |
(deduction_guide) |
クラステンプレートの推論補助 |
C++20 |
例
#include <ranges>
#include <vector>
#include <string>
#include <iostream>
int main() {
using namespace std;
vector<string> sv = {"hello", "world"};
for (char c : sv | views::join) {
cout << c << ',';
}
cout << '\n';
}
出力
h,e,l,l,o,w,o,r,l,d,
ネストされた char
のRangeが平坦な char
のRangeになっている。
バージョン
言語
処理系
関連項目
参照