jthread& operator=(const jthread&) = delete; // (1) C++20
jthread& operator=(jthread&& x) noexcept; // (2) C++20
概要
jthread
オブジェクトの代入。
- (1) : コピー代入。コピー不可
- (2) : ムーブ代入。ムーブ不可
効果
joinable()
がtrue
を返す場合、request_stop()
とjoin()
を呼び出すx
の状態を*this
に代入し、x
をデフォルト構築された状態に設定する
事後条件
x.get_id() == id()
であることget_id()
の呼び出しでは、代入前のx.get_id()
が返されるようになること- メンバ変数として保持している
std::stop_source
型オブジェクトssource
は、代入前のx.ssource
の値を持ち、x.ssource.stop_possible()
はfalse
となること
戻り値
*this
を返す。
例
#include <thread>
#include <cassert>
int main()
{
std::jthread t1([]{ /*...*/ });
std::jthread t2;
assert(t1.joinable() && !t2.joinable());
// t1からt2へムーブ代入
t2 = std::move(t1);
assert(!t1.joinable() && t2.joinable());
t2.join();
}
出力
バージョン
言語
- C++20
処理系
- Clang:
- GCC: 10.2.0 ✅
- Visual C++: ??