std::stop_source(C++20)

namespace std {
  class stop_source;
}

概要

クラスstop_sourceは、停止要求を作成するためのインターフェースを提供する。
また、自身と停止状態を共有するstop_tokenクラスのオブジェクトを構築できる。

備考

あるstop_sourceに対して作成した停止要求は、同じ停止状態を共有するほかのstop_sourceやstop_tokenから可視になる。

一度停止要求を作成すると、それをあとで取り下げることはできない。また、それ以降に作成した停止要求は効果を持たない。

メンバ関数

名前	説明	対応バージョン
`(constructor)`	コンストラクタ	C++20
`(destructor)`	デストラクタ	C++20
`operator=`	代入演算子	C++20
`swap`	別の`stop_source`と交換する	C++20
`get_token`	自身と停止状態を共有する`stop_token`を構築して返す	C++20
`stop_possible`	停止要求を作成可能どうかを取得する	C++20
`stop_requested`	停止要求を作成したかどうかを取得する	C++20
`request_stop`	停止要求を作成する	C++20

非メンバ関数

名前	説明	対応バージョン
`operator==`	等値演算子	C++20
`operator!=`	非等値演算子	C++20
`swap`	2つの`stop_source`オブジェクトを入れ替える	C++11

例

#include <cassert>
#include <stop_token>

int main()
{
  std::stop_source ss;
  std::stop_token st = ss.get_token();

  bool invoked = false;
  std::stop_callback cb {st, [&] { invoked = true; }};

  assert(st.stop_requested() == false);
  assert(invoked == false);

  ss.request_stop();

  assert(st.stop_requested() == true);
  assert(invoked == true);
}

std::stop_source(C++20)

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備考

メンバ関数

非メンバ関数

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