<ios>
ヘッダでは、入出力処理共通の基底クラスやマニピュレータ(の実体である関数)などが定義されている。
このヘッダでは、以下の標準ヘッダをインクルードする:
<iosfwd>
型と関数(マニピュレータを除く)
名前 | 説明 | 対応バージョン |
---|---|---|
streamoff |
ファイルサイズの表現に適した符号付き整数型 (type-alias) | |
streamsize |
入出力操作のバイト数などの表現に適した符号付き整数型 (type-alias) | |
fpos |
ストリーム上の位置を表現する型 (class template) | |
ios_base |
入出力の最基底クラス (class) | |
basic_ios |
入出力共通の基底クラス (class template) | |
io_errc |
入出力のエラー値 (enum class) | C++11 |
is_error_code_enum |
io_errc をエラーコードとして扱うための特殊化 (class template) |
C++11 |
make_error_code |
io_errc からerror_code を生成する (function) |
C++11 |
make_error_condition |
io_errc からerror_condition を生成する (function) |
C++11 |
iostream_category |
io_errc のためのエラーカテゴリを取得する (function) |
C++11 |
マニピュレータ
名前 | 説明 | 対応バージョン |
---|---|---|
boolalpha |
bool値を文字列として入出力させる | |
noboolalpha |
bool値を数値表記で入出力させる | |
showbase |
基数などを表すプレフィックスを出力させる | |
noshowbase |
基数などを表すプレフィックスを出力させない | |
showpoint |
小数点を常に出力させる | |
noshowpoint |
小数点を不要なら出力させない | |
showpos |
正符号を出力させる | |
noshowpos |
正符号を出力させない | |
skipws |
書式入力操作前に空白を読み飛ばさせる | |
noskipws |
書式入力操作前の空白の読み飛ばしを行わない | |
uppercase |
英大文字の表記で出力 | |
nouppercase |
英小文字の表記で出力 | |
unitbuf |
出力操作の都度バッファを吐き出す | |
nounitbuf |
出力操作を終えても必要に応じてバッファに蓄える | |
internal |
両端揃え | |
left |
左揃え | |
right |
右揃え | |
dec |
十進法で入出力(整数) | |
hex |
十六進法で入出力(整数) | |
oct |
八進法で入出力(整数) | |
fixed |
小数点数表記で入出力(浮動小数点数) | |
scientific |
指数表記で入出力(浮動小数点数) | |
hexfloat |
十六進法での指数表記で入出力(浮動小数点数) | C++11 |
defaultfloat |
小数点数・指数表記の自動切り替え(浮動小数点数) | C++11 |
バージョン
言語
- C++98