namespace std {
class ios_base;
}
概要
ios_base
は入出力クラスの基底となるクラスである。すべてのクラスで共通の処理や定数などが定義されている。
メンバ関数
構築・破棄・代入
名前 | 説明 | 対応バージョン |
---|---|---|
(constructor) |
コンストラクタ | |
(destructor) |
デストラクタ | |
operator= |
代入演算子 |
なお、コピーコンストラクタとコピー代入演算子はdelete定義されている。
C++03では、delete定義の代わりにprivate
で宣言のみされていた。
書式化
名前 | 説明 | 対応バージョン |
---|---|---|
flags |
書式フラグの取得・設定 | |
setf |
書式フラグの設定 | |
unsetf |
書式フラグの解除 | |
precision |
浮動書数点数精度の取得・設定 | |
width |
フィールド幅の取得・設定 |
ロケール
名前 | 説明 | 対応バージョン |
---|---|---|
imbue |
ロケールの設定 | |
getloc |
ロケールの取得 |
記憶域
名前 | 説明 | 対応バージョン |
---|---|---|
iword |
整数値の記憶域への参照の取得 | |
pword |
ポインタ値の記憶域への参照の取得 |
コールバック
名前 | 説明 | 対応バージョン |
---|---|---|
register_callback |
コールバックの登録 |
静的メンバ関数
名前 | 説明 | 対応バージョン |
---|---|---|
sync_with_stdio |
stdioとの同期の設定 | |
xalloc |
私用記憶域を予約する |
メンバ型
名前 | 説明 | 対応バージョン |
---|---|---|
failure |
エラー | |
fmtflags |
書式フラグ | |
iostate |
入出力オブジェクトの状態 | |
openmode |
ストリームを開く際のモード | |
seekdir |
シーク時の起点の指定 | |
Init |
標準入出力オブジェクトの初期化・後処理の管理 | |
event |
コールバックイベントの種類 | |
event_callback |
コールバック関数 |
参照
basic_ios
: ios_baseから派生するクラステンプレート