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無意味なexport宣言を禁止する [P2615R1](C++23)

このページはC++23に採用された言語機能の変更を解説しています。

のちのC++規格でさらに変更される場合があるため関連項目を参照してください。

概要

C++20時点でのモジュール定義では、いくつかの不必要なexport宣言ができてしまっていた。

template export void f();
export template void f();
export template<> void g(int);
template<> export void g(int);
export template<class T> struct trait<T*>;

C++23では、本来必要のない以下の宣言に対するexport宣言を禁止する:

  • 明示的なインスタンス化
  • 明示的な特殊化
  • export宣言

ただし、この変更のあとでも、export { … }で囲まれた中では、これらが含まれていてもコンパイルエラーにはならない。

関連項目

参照