<flat_set> ヘッダは、ソート済みキーによる連想コンテナを定義する。
std::setと違ってノードベースの実装ではなく、メモリ連続性のある平坦 (flat) な配列で扱われる。
<flat_set> ヘッダでは、キーの重複を許さない std::flat_set クラステンプレート、およびキーの重複を許す std::flat_multiset クラステンプレートを提供する。
このヘッダでは、以下の標準ヘッダをインクルードする:
| 名前 | 説明 | 対応バージョン |
|---|---|---|
flat_set |
キーの重複を許さない平坦な順序付き連想コンテナ(class template) | C++23 |
flat_multiset |
キーの重複を許す平坦な順序付き連想コンテナ(class template) | C++23 |
sorted_unique_t |
ソート済みかつ重複要素がないことを示すためのタグ型(class) | C++23 |
sorted_unique |
ソート済みかつ重複要素がないことを示すためのタグ値(variable) | C++23 |
sorted_equivalent_t |
ソート済みであること(重複はしてもよい)を示すためのタグ型(class) | C++23 |
sorted_equivalent |
ソート済みであること(重複はしてもよい)を示すためのタグ値(variable) | C++23 |
バージョン
言語
- C++23
参照
- P1222R0 A Standard
flat_set- C++23で
flat_setが導入された経緯・動機・設計について記載されている
- C++23で
- P1222R4 A Standard
flat_set- C++23で導入された
flat_setの仕様
- C++23で導入された