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function
<thread>

std::thread::join(C++11)

void join();

概要

スレッドが終了するまで待機する

要件

threadオブジェクトにスレッドが関連付けられていること(joinable() == true)。

効果

thisに関連付けれられたスレッドが完了するまで、この関数を呼び出したスレッドをブロックする。

同期

関連付けられたスレッドの完了は、join()メンバ関数の正常リターンと 同期する

つまり、「thisに関連付けられたスレッドT1上で行われる全処理の完了」は、 「join()メンバ関数を呼び出したスレッドT0上での同メンバ関数からの正常リターン」よりも 前に発生する

事後条件

thisは何も指さない空のthreadオブジェクトとなる。

例外

join操作に失敗した場合、system_error例外を投げる。

#include <cassert>
#include <thread>

int main()
{
  int x = 0;
  std::thread t([&]{ ++x; });

  // ここでxにアクセスするとdata raceにより未定義動作

  t.join();

  // 別スレッド上で行われた全処理が完了している
  assert(x == 1);

  return 0;
}

出力

バージョン

言語

  • C++11

処理系

参照