size_type count(const key_type& x) const; // (1) C++11
template <class K>
size_type count(const K& k) const; // (2) C++20
概要
キーを検索し、コンテナ内に見つかった要素の数を返す。
- (1) : キー
x
を検索し、合致する要素数を取得する - (2) : キー
k
を透過的に検索し、合致する要素数を取得する
(2)の透過的な検索は、Pred::is_transparent
およびHash::is_transparent
が定義される場合に有効になる機能であり、例としてunordered_multimap<string, int> m;
に対してm.count("key");
のようにstring
型のキーを持つ連想コンテナの検索インタフェースに文字列リテラルを渡した際、string
の一時オブジェクトが作られないようにできる。詳細はstd::hash
クラスのページを参照。
パラメータ
x
: 検索するキー値。key_type
はメンバ型であり、unordered_multimap
コンテナの中でKey
の別名として定義される。ここでKey
は 1 番目のテンプレートパラメータである。k
: 検索するキー。key_type
と透過的に比較可能な型K
型のキーである。
テンプレートパラメータ制約
- (2) :
Pred::is_transparent
型およびHash::is_transparent
型が定義されていること
戻り値
指定されたキーと同じ値のキーの要素が見つかった要素数を返す。
メンバ型 size_type
は符号なし整数型である。
例外
投げない。
計算量
x
とk
を共通の変数a
であるとして、
- 平均: O(
count(a)
) - 最悪:
size
について線形時間
例
#include <iostream>
#include <unordered_map>
int main()
{
std::unordered_multimap<int, char> um;
um.insert(std::make_pair(1, 'a'));
um.insert(std::make_pair(1, 'b'));
std::cout << um.count(1) << std::endl;
std::cout << um.count(2) << std::endl;
return 0;
}
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#include <iostream>
#include <unordered_map>
int main()
{
std::unordered_multimap<int, char> um;
um.insert(std::make_pair(1, 'a'));
um.insert(std::make_pair(1, 'b'));
std::cout << um.count(1) << std::endl;
std::cout << um.count(2) << std::endl;
return 0;
}
出力
2
0
バージョン
言語
- C++11
処理系
- Clang: ??
- GCC: ??
- ICC: ??
- Visual C++: 2012 ✅
関連項目
名前 | 説明 |
---|---|
find |
指定したキーで要素を探す |
size |
要素数を取得する |