#define FLT_EVAL_METHOD implementation-defined
概要
FLT_EVAL_METHOD は、浮動小数点数がどのように評価されるかを表す。
FLT_EVAL_METHOD が
- 0 のとき、各浮動小数点数型でそのまま評価する。
- 1 のとき、
floatをdouble,doubleをdouble,long doubleをlong doubleとみて評価する。 - 2 のとき、すべての浮動小数点数型を
long doubleとみて評価する。 - -1 のときは決定できない。
その他の負の数のとき、実装依存の動作をする。
FLT_EVAL_METHOD の値により float_t, double_t の型は次の表のようになる。
FLT_EVAL_METHOD |
float_t |
double_t |
|---|---|---|
| 0 | float |
double |
| 1 | double |
double |
| 2 | long double |
long double |
| その他 | 実装依存 | 実装依存 |
バージョン
言語
- C++11
処理系
- Clang: ?
- GCC: ?
- ICC: ?
- Visual C++: 2013 ✅, 2015 ✅
/fp:fastコンパイラオプションが指定されている場合、-1と定義されている。- ターゲットのCPUアーキテクチャが
x86以外である場合、0と定義されている。 - ターゲットのCPUアーキテクチャが
x86で、SSE2を使用する場合(/arch:SSE2以上のコンパイラオプション)、0と定義されている。 - ターゲットのCPUアーキテクチャが
x86で、SSE2を使用しない場合(/arch:IA32や/arch:SSEコンパイラオプション)、2と定義されている。