namespace std {
using float_t = implementation-defined;
}
概要
float
と同じかそれより広い範囲の値を持つ浮動小数点数型を表す。
FLT_EVAL_METHOD
が 0 のとき float
, 1 のとき double
, 2 のとき long double
, それ以外の場合は実装依存。
例
#include <cmath>
#include <iostream>
int main() {
std::float_t num = 1.010;
std::cout << num << std::endl;
}
出力例
1.01
バージョン
言語
- C++11
処理系
- Clang:
- GCC:
- ICC:
- Visual C++: 2013 ✅, 2015 ✅, 2017 ✅, 2019 ✅, 2022 ✅
- 2013, 2015では、常に
float
の別名。 - 2017以降で、ターゲットのCPUアーキテクチャが
x86
以外である場合、float
の別名。 - 2017以降で、ターゲットのCPUアーキテクチャが
x86
で、SSE2を使用する場合(/arch:SSE2
以上のコンパイラオプション)、float
の別名。 - 2017以降で、ターゲットのCPUアーキテクチャが
x86
で、/fp:fast
コンパイラオプションが指定されている場合、float
の別名。 - 2017以降で、ターゲットのCPUアーキテクチャが
x86
で、SSE2を使用せず(/arch:IA32
や/arch:SSE
コンパイラオプション)、/fp:fast
コンパイラオプションが指定されていない場合、long double
の別名。
- 2013, 2015では、常に