最終更新日時(UTC):
が更新

履歴 編集

function
<complex>

std::complex::imag

T imag() const;             // (1) C++03
constexpr T imag() const;   // (1) C++14

void imag(T val);           // (2) C++11
constexpr void imag(T val); // (2) C++20

概要

複素数の虚部を取得、あるいは、設定する。

効果

  • (1) -
  • (2) 虚部に val を設定する。

戻り値

  • (1) 虚部
  • (2) -

備考

  • 虚部の取得は、同名の非メンバ関数 imag も存在する。
  • 虚部の取得は、C++14 から constexpr 関数になっている。
  • 虚部の設定は、C++11 から追加された。

#include <iostream>
#include <complex>

int main()
{
  std::complex<double> c(1.0, 2.0);
  std::cout << c << ", imag part = " << c.imag() << std::endl;
  c.imag(4.0);
  std::cout << c << ", imag part = " << c.imag() << std::endl;
}

出力

(1,2), imag part = 2
(1,4), imag part = 4

関連項目

名前 説明
real 実部を取得、あるいは、設定する。
real 実部を取得する。(非メンバ関数)
imag 虚部を取得する。(非メンバ関数)

参照