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customization point object
<ranges>

std::ranges::cend

namespace std::ranges {
  inline namespace /*unspecified*/ {
    inline constexpr /*unspecified*/ cend = /*unspecified*/;
  }
}

概要

Rangeから、最後尾要素の次を指す読み取り専用イテレータもしくは番兵を取得する関数オブジェクト。

効果

部分式Eの型をTEの評価結果オブジェクトを示す左辺値をtとする。このとき、式ranges::cend(E)の効果は以下の式と等しい。

戻り値

最後尾要素の次を指す読み取り専用イテレータもしくは番兵。

カスタマイゼーションポイント

Rangeがconstな場合についてranges::endをカスタマイズすることで、ranges::cendをカスタマイズできる。

備考

ranges::cend(E)が有効な式であるとき、ranges::cend(E)の型Sranges::cbegin(E)の型Isentinel_for<S, I>のモデルである。C++23以降はさらに、Sinput_iteratorのモデルならばSconstant-iteratorのモデルである。

#include <iostream>
#include <vector>
#include <ranges>
#include <algorithm>

int main()
{
  std::vector<int> v = {1, 2, 3};

  decltype(v)::const_iterator first = std::ranges::cbegin(v);
  decltype(v)::const_iterator last = std::ranges::cend(v);

  std::for_each(first, last, [](const int& x) {
    std::cout << x << std::endl;
  });
}

出力

1
2
3

バージョン

言語

  • C++20

処理系

関連項目

参照