• Class / Function / Type

      std::
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    function
    <syncstream>

    std::basic_osyncstream::operator=

    basic_osyncstream& operator=(basic_osyncstream&& rhs) noexcept;
    

    概要

    ムーブ代入を行う。このとき、保留中の出力はラップされたストリームへ転送される。

    効果

    保留中の出力を転送するためにemit()を呼び出した後、ラップされたストリームであり、プライベートメンバであるstd::basic_syncbufを、rhsのものからムーブ代入する。

    戻り値

    *this

    事後条件

    • nullptr == rhs.get_wrapped()trueである。
    • get_wrapped()は、以前にrhs.get_wrapped()によって返されていた値を返す。

    例外

    投げない。emit()から例外が投げられた場合、その例外は捕捉され無視される。

    備考

    この代入演算子は、rhsをそのラップされたストリームバッファから切り離し、rhsを破棄しても出力が生成されないようにする。

    #include <iostream>
    #include <syncstream>
    #include <utility>
    
    int main()
    {
      std::osyncstream aout{std::cout};
      aout << "Hello, ";
    
      std::osyncstream bout = std::move(aout); // ここで "Hello, " は転送される。
    
      bout << "World!";
    }
    

    出力

    Hello, World!
    

    バージョン

    言語

    • C++20

    処理系

    参照