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function
<optional>

std::optional::emplace(C++17)

template <class... Args>
T& emplace(Args&&... args);                              // (1)

template <class U, class... Args>
T& emplace(std::initializer_list<U> il, Args&&... args); // (2)

概要

要素型のコンストラクタ引数から直接構築する。

  • (1) : 可変個の引数をとり、それを型Tのコンストラクタ引数として渡して、この関数内で型Tの有効値を構築して保持する
  • (2) : 初期化子リストと可変個の引数をとり、それらを型Tのコンストラクタ引数として渡して、この関数内で型Tの有効値を構築して保持する

要件

効果

まず、共通の動作として、reset()メンバ関数を呼び出す。

戻り値

代入された有効値への参照を返す。

例外

Tの選択されたコンストラクタが、任意の例外を送出する可能性がある。

例外安全性

Tのコンストラクタが例外を送出した場合、*thisは有効値を含まない状態となり、元々保持していた有効値は破棄される。

備考

  • (2) : このオーバーロードは主に、コンテナをアロケータ付きで、初期化子リスト代入するためにある

#include <iostream>
#include <optional>
#include <string>
#include <vector>

int main()
{
  // (1)
  {
    std::optional<std::string> p;

    // std::stringのコンストラクタ引数を渡して、
    // emplace関数内でstringオブジェクトを構築する。
    p.emplace(3, 'A');
    std::cout << "(1) : " << p.value() << std::endl;
  }

  // (2)
  {
    std::optional<std::vector<int>> p;

    // 初期化子リストとアロケータから、
    // emplace関数内でvectorオブジェクトを構築する。
    std::allocator<int> alloc;
    p.emplace({3, 1, 4}, alloc);

    std::cout << "(2) :" << std::endl;
    for (int x : p.value()) {
      std::cout << "  " << x << std::endl;
    }
  }
}

出力

(1) : AAA
(2) :
  3
  1
  4

バージョン

言語

  • C++17

処理系

参照