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    type-alias
    <random>

    std::ranlux24

    namespace std {
      using ranlux24 = discard_block_engine<ranlux24_base, 223, 23>;
    }
    

    概要

    ranlux24は、贅沢さレベル3のRANLUX(LUXury RANdom numbers)法エンジンである。
    RANLUX法は、以下の特徴を持つ:

    • 低速だが、高品質な乱数を生成する
    • シードを系統的に選ぶ (例えばスレッド ID) と、特に初期において生成した値の間に線型の相関 (nearly affine dependence) がみられる。これを避けるには

    RANLUX法は、0から4までの贅沢さレベル(luxury level)が選択可能である。
    レベルを高くするほど低速になるが、乱数の品質は高くなる。レベル4が最高品質となる。
    標準では、レベル3のranlux24および、レベル4のranlux48が定義される。

    モンテカルロ法によるシミュレーションに、よく使用される。

    要件

    ranlux24型オブジェクトをデフォルト構築した場合、10000番目に生成される擬似乱数の値は9901578であること。

    乱数列の周期

    10171

    サイズ

    24 * sizeof(uint_fast32_t)
    

    パフォーマンス

    minstd_randminstd_rand0に比べて、5倍ほど遅い。

    シード、および生成される値の型

    uint_fast32_t

    #include <iostream>
    #include <random>
    
    int main()
    {
      std::random_device seed_gen;
      std::ranlux24 engine(seed_gen());
    
      for (int i = 0; i < 10; ++i) {
        std::uint32_t result = engine();
        std::cout << result << std::endl;
      }
    }
    

    出力例

    14989051
    4145629
    9009933
    15957878
    252315
    15191713
    10652539
    8111899
    16296385
    3893002
    

    バージョン

    言語

    • C++11

    処理系

    参照