# define LDBL_MIN implementation-defined
概要
long double
の正の正規化数のうち最小のものを表すマクロ。
以下の式で表される。
$$ b^{e_{\rm min} - 1} $$
ここで、$b$ は指数表現の基数(FLT_RADIX
)、$e_{\rm min}$ は指数の最小値(LDBL_MIN_EXP
)である。
$b$ や $e_{\rm min}$ については <cfloat>
のモデルも参照。
std::numeric_limits<long double>::min()
と等しい。
備考
規格で 1E-37($10^{-37}$)以下であることが規定されている。
例
#include <iostream>
#include <iomanip>
#include <cfloat>
#include <cmath>
int main()
{
std::cout << std::setprecision(LDBL_DIG);
std::cout << LDBL_MIN << '\n';
// 以下の式と等価
std::cout << std::pow((long double)FLT_RADIX, LDBL_MIN_EXP - 1) << '\n';
}
出力例
2.2250738585072e-308
2.2250738585072e-308