std::vprint_nonunicode(C++23)

namespace std {
  void vprint_nonunicode(string_view fmt,
                         format_args args); // (1) C++23

  void vprint_nonunicode(FILE* stream,
                         string_view fmt,
                         format_args args); // (2) C++23
}

概要

書式指定で非Unicode出力する。

• (1) : 標準出力に、書式指定で非Unicode出力する
• (2) : 指定されたFILEに、書式指定で非Unicode出力する

std::ostreamから派生したクラスオブジェクトに対して出力したい場合は、<ostream>ヘッダのstd::vprint_nonunicode()関数を使用すること。

事前条件

• (2) : streamが有効な出力Cストリームを指していること

効果

• (1) : 以下と等価：
  

  vprint_unicode(stdout, fmt, args);
  

• (2) :

  • C++23 : vformat(fmt, args)の結果をstreamに書き出す
  • C++26 : ストリームのロックを保持したまま、fmtで書式指定に従って書式化されたargsの文字表現をstreamに書き出す

例外

• vformat()関数がなんらかの例外を送出する可能性がある
• 端末かストリームへの書き込みに失敗した場合、system_errorを送出する
• bad_allocを送出する可能性がある

バージョン

言語

• C++23

処理系

• Clang: 19 ✅
• GCC: 14 ✅
• ICC: ??
• Visual C++: 2022 Update 7 ✅

関連項目

• std::print()
• std::println()
• std::vprint_unicode()

参照

• P2093R14 Formatted output
• P3107R5 Permit an efficient implementation of std::print
• P3235R3 std::print more types faster with less memory
  • C++26の上記2つの提案文書では、余分な動的メモリ確保をしないよう仕様が見直された