std::wstring_convert::to_bytes(C++11)(C++17で非推奨)(C++26で削除)

byte_string to_bytes(Elem wchar);              // (1)
byte_string to_bytes(const Elem* wptr);        // (2)
byte_string to_bytes(const wide_string& wstr); // (3)
byte_string to_bytes(const Elem* first,
                     const Elem* last);        // (4)

このクラスはC++17から非推奨となり、C++26で削除された。

概要

ワイド文字列からバイト文字列に変換する。

効果

変換前に、state()メンバ関数が返す状態値が、コンストラクタで明示的に指定されていなかった場合、デフォルト値を設定する。

(1) : 1つのワイド文字を、バイト文字列に変換する。
(2) : ワイド文字配列を、バイト文字列に変換する。
(3) : ワイド文字列を、バイト文字列に変換する。
(4) : ワイド文字の範囲[first, last)を、バイト文字列に変換する。

変換に成功した場合、成功した要素数が、converted()メンバ関数が返す変数に設定される。

戻り値

変換結果のバイト文字列を返す。

変換に失敗し、コンストラクタでbyte_errパラメータ(エラー時に返す文字列)が設定された場合、そのパラメータを返す。

例外

変換に失敗し、コンストラクタでbyte_errパラメータ(エラー時に返す文字列)が設定されていなかった場合、std::range_error例外を送出する。

例

#include <cassert>
#include <string>
#include <locale>
#include <codecvt>
#include <iterator>

int main()
{
  // UTF-8とUTF-32の相互変換を行うコンバーター
  std::wstring_convert<std::codecvt_utf8<char32_t>, char32_t> converter;

  // (1)
  // 1つのワイド文字からバイト文字列に変換
  {
    char32_t input = U'あ';
    std::string u8result = converter.to_bytes(input);
    assert(!u8result.empty());
  }

  // (2)
  // ワイド文字配列からバイト文字列に変換
  {
    const char32_t input[] = U"あいうえお";
    std::string u8result = converter.to_bytes(input);
    assert(!u8result.empty());
  }

  // (3)
  // ワイド文字列からバイト文字列に変換
  {
    std::u32string input = U"あいうえお";
    std::string u8result = converter.to_bytes(input);
    assert(!u8result.empty());
  }

  // (4)
  // ワイド文字の範囲からバイト文字列に変換
  {
    const char32_t input[] = U"あいうえお";
    std::string u8result = converter.to_bytes(std::begin(input), std::end(input) - 1);
    assert(!u8result.empty());
  }
}

std::wstring_convert::to_bytes(C++11)(C++17で非推奨)(C++26で削除)

概要

効果

戻り値

例外

例

出力

バージョン

言語

処理系

参照