namespace std {
namespace this_thread {
template <class Rep, class Period>
void sleep_for(const chrono::duration<Rep, Period>& rel_time);
}}
概要
指定した相対時間だけ現スレッドをブロックする。
効果
引数 rel_time
で指定した相対時間だけ現在のスレッド、すなわちこの関数を呼び出したスレッド自身をブロックする。
指定した相対時間 以上 の時間が経過すると、現スレッドのブロックが解除されて後続処理の実行が開始される。なお、タイマーの精度は処理系依存。
同期
特に他操作と同期しない。
例外
- C++11 :
chrono::duration<Rep, Period>
オブジェクトから例外送出しない限りは、この関数は例外送出しない。 - C++14 : 時計クラス、
time_point
クラス、duration
クラスの構築が例外を送出する場合、この関数はそれらの例外を送出する。
例
#include <thread>
#include <chrono>
int main()
{
// 3分間 現スレッドをブロック(Sleep)
std::this_thread::sleep_for(std::chrono::minutes(3));
return 0;
}
xxxxxxxxxx
#include <thread>
#include <chrono>
int main()
{
// 3分間 現スレッドをブロック(Sleep)
std::this_thread::sleep_for(std::chrono::minutes(3));
return 0;
}
出力
バージョン
言語
- C++11
処理系
- Clang:
- GCC: 4.6.3 ✅, 4.7.0 ✅
- ICC:
- Visual C++: 2012 ✅, 2013 ✅, 2015 ✅