std::is_pointer_interconvertible_with_class(C++20)

namespace std {
  template<class S, class M>
  constexpr bool is_pointer_interconvertible_with_class(M S::*m) noexcept;
}

概要

メンバポインタmがクラスSのポインタの間でポインタ相互交換可能かを判定する。

適格要件

Sは完全型であること。

戻り値

Sはスタンダードレイアウト型、Mはオブジェクト型であり、mはヌルポインタではなく、型Sのオブジェクトsがサブオブジェクトs.*mとポインタ相互交換可能であるときに限ってtrueを返す。それ以外の場合はfalseを返す。

例外

投げない

例

#include <type_traits>

struct A { int a; };
struct B { int b; };
struct C: A, B {};

int main()
{
  static_assert( std::is_pointer_interconvertible_with_class<A>( &A::a ));
  static_assert( std::is_pointer_interconvertible_with_class<B>( &B::b ));

  // 見た目に反して &C::b は int(B::*) 型を持つためS=Bに型推論されてしまう。
  static_assert( std::is_pointer_interconvertible_with_class( &C::b ));
  // テンプレートパラメータS=Cを明示することで M(C::*) の検査となる。
  // このケースではCはスタンダードレイアウトクラスではなくfalseとなる。
  static_assert(!std::is_pointer_interconvertible_with_class<C>( &C::b ));
}

std::is_pointer_interconvertible_with_class(C++20)

概要

適格要件

戻り値

例外

例

出力

バージョン

言語

処理系

関連項目

参照