# define DBL_EPSILON implementation-defined
概要
double
における、$1$ と $1$ より大きい最小の数との差(機械イプシロン)を表すマクロ。
以下の式で表される。
$$ b^{1-p} $$
ここで、$b$ は指数表現の基数(FLT_RADIX
)、$p$ は精度(基数 $b$ での仮数部の桁数、DBL_MANT_DIG
)である。
$b$ や $p$ については <cfloat>
のモデルも参照。
std::numeric_limits<double>::epsilon()
と等しい。
備考
規格で 1E-9
($10^{-9}$)以下であることが規定されている。
例
#include <iostream>
#include <iomanip>
#include <cfloat>
#include <cmath>
int main()
{
std::cout << std::setprecision(DBL_DIG);
std::cout << DBL_EPSILON << '\n';
// 以下の式と等価
std::cout << std::pow(FLT_RADIX, 1 - DBL_MANT_DIG) << '\n';
}
出力例
2.22044604925031e-16
2.22044604925031e-16