# define DBL_MAX implementation-defined
概要
double
の最大の有限値を表すマクロ。
以下の式で表される。
$$ (1-b^{-p})b^{e_{\rm max}} $$
ここで、$b$ は指数表現の基数(FLT_RADIX
)、$p$ は精度(基数 $b$ での仮数部の桁数、DBL_MANT_DIG
)、$e_{\rm max}$ は指数の最大値(DBL_MAX_EXP
)である。
$b$ や $p$、$e_{\rm max}$ については <cfloat>
のモデルも参照。
std::numeric_limits<double>::max()
と等しい。
備考
規格で 1E+37($10^{37}$)以上であることが規定されている。
例
#include <iostream>
#include <iomanip>
#include <cfloat>
#include <cmath>
int main()
{
std::cout << std::setprecision(DBL_DIG);
std::cout << DBL_MAX << '\n';
// 以下の式と等価(std::pow(FLT_RADIX, DBL_MAX_EXP) は double の最大値を超えてしまうため、式を調整してある)
std::cout << (1 - std::pow(FLT_RADIX, -DBL_MANT_DIG)) * std::pow(FLT_RADIX, DBL_MAX_EXP - 1) * FLT_RADIX << '\n';
}
出力例
1.79769313486232e+308
1.79769313486232e+308