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class template
<ranges>

std::ranges::filter_view(C++20)

namespace std {
  namespace ranges {
    template<input_range V, indirect_unary_predicate<iterator_t<V>> Pred>
    requires view<V> && is_object_v<Pred>
    class filter_view : public view_interface<filter_view<V, Pred>> { …… }; // (1)

    namespace views {
      inline constexpr /*unspecified*/ filter = /*unspecified*/;     // (2)
    }
  }

  namespace views = ranges::views;
}

概要

  • (1): 指定された条件Predを満たす要素だけが残っているような範囲として振る舞うview
  • (2): filter_viewを生成する範囲アダプタオブジェクト

元の範囲から条件を満たす要素を探す処理は遅延評価される。

  • 初めてメンバ関数beginが呼び出されたときに先頭の要素を決定し、残りはイテレータが進むときに求める。
  • beginは償却定数時間で実行できなければならないため、beginの値はキャッシュされる。

filter_viewの要素を書き換えてもよいが、書き換えた後の要素がPredを満たさない場合は未定義動作となる。

範囲カテゴリ

borrowed sized output input forward bidirectional random_access contiguous common viewable view

Vに従う

  • Predのオブジェクトを所有し、イテレータがそれを参照するため、borrowed_rangeではない
  • 条件を満たす要素を探す処理が必要なため、random_access_rangeにはならない

テンプレートパラメータ制約

効果

  • (2): 式views::filter(E, P)の効果はfilter_view{E, P}と等しい

メンバ関数

名前 説明 対応バージョン
(constructor) コンストラクタ C++20
base Vの参照を取得する C++20
pred 述語を取得する C++20
begin 先頭を指すイテレータを取得する C++20
end 番兵を取得する C++20

継承しているメンバ関数

名前 説明 対応バージョン
operator bool 範囲が空でないかどうかを判定する C++20
front 先頭要素への参照を取得する C++20
back 末尾要素への参照を取得する C++20

推論補助

名前 説明 対応バージョン
(deduction_guide) クラステンプレートの推論補助 C++20

#include <ranges>

int main() {
  using namespace std;
  int a[] = {1, 2, 3, 4, 5};

  for (int& i : a | views::filter([](int x){ return x % 2 == 0; })) {
    cout << i;
    i *= 2; // filterした要素を2倍にする (2倍しても条件を満たすことに注意)
  }
  cout << '\n';
  for (int i : a) {
    cout << i;
  }
}

出力

24
14385

バージョン

言語

  • C++20

処理系

参照