std::formatter(C++20)

namespace std {
  template <class charT>
  struct formatter<chrono::sys_info, charT>;
}

概要

sys_infoクラスに対するstd::formatterクラステンプレートの特殊化。

フォーマットフラグとしては、以下を使用できる：

フォーマットフラグ	説明
`%z`	ISO 8601フォーマットでのUTCからのオフセット (日本だと`"+0900"`)
`%Ez`	オフセットの時と分の間にコロン (:) が挿入される (日本だと`"+09:00"`)
`%Oz`	`%Ez`と等価
`%Z`	タイムゾーンの略称 (日本だと`"JST"`)

例

#include <iostream>
#include <chrono>

namespace chrono = std::chrono;

int main()
{
  auto now = chrono::system_clock::now();

  // 日本のタイムゾーン
  const chrono::time_zone* tz = chrono::locate_zone("Asia/Tokyo");
  chrono::sys_info si = tz->get_info(now);

  // デフォルトフォーマットはoperator<<と同じ (フォーマット未規定)
  std::cout << std::format("{}", si) << std::endl;

  std::cout << std::format("{:%z}", si) << std::endl; // オフセット時間
  std::cout << std::format("{:%Z}", si) << std::endl; // タイムゾーンの略称
}

出力例

(未検証の行)
+0900
JST

std::formatter(C++20)

概要

例

出力例

バージョン

言語

処理系