namespace std::chrono {
template <class charT, class traits, class Alloc = std::allocator<charT>>
std::basic_istream<charT, traits>&
from_stream(std::basic_istream<charT, traits>& is,
const charT* fmt,
year& y,
basic_string<charT, traits, Alloc>* abbrev = nullptr,
minutes* offset = nullptr); // (1) C++20
}
概要
フォーマット指定して入力ストリームからyear
オブジェクトに入力する。
効果
- パラメータ
fmt
で指定されたフォーマットフラグを使用して、入力を解析し、y
に代入する - 有効な年の解析に失敗した場合、
is.setstate(ios_base::failbit)
が呼び出され、パラメータy
は変更されない - タイムゾーンフォーマット
"%Z"
が指定され、解析が成功した場合、パラメータabbrev
が非ヌルである場合に*abbrev
にタイムゾーン名が代入される - タイムゾーンとしてUTC時間からのオフセット時間 (日本なら
"+0900"
) を意味するフォーマット"%z"
が指定され、解析が成功した場合、パラメータoffset
が非ヌルである場合に*offset
にその値が代入される
戻り値
is
を返す
例
#include <cassert>
#include <sstream>
#include <chrono>
namespace chrono = std::chrono;
int main()
{
{
std::stringstream ss;
ss << "2020";
chrono::year y;
chrono::from_stream(ss, y, "%y");
assert(y == chrono::year{2020});
}
{
std::stringstream ss;
ss << "0123";
chrono::year y;
chrono::from_stream(ss, y, "%4Y");
assert(y == chrono::year{123});
}
}
出力
バージョン
言語
- C++20
処理系
- Clang: 9.0 ❌
- GCC: 9.2 ❌
- Visual C++: 2019 Update 3 ❌
関連項目
- chronoの
parse()
(入力フォーマットの詳細)